西日と夕日
2018.5.9 / blog
現在進行中の住宅では敷地の南から西側に魅力的な環境があります。
色々考え、打ち合わせを重ねた結果、積極的にそちら側に開いて魅力ある風景をどうやって
上手く取り込めれるかを考えてきました。
西日に対しても嫌われ者だけど夕日としてなんとか住宅の中に上手く取り入れたいなぁとずっと考えてきたわけです
(西日というと建築的には当然対処する対象だけど夕日というと記憶の中の風景とも繋がる気がする)
やはり美しい夕陽に出会えた日は今日の出来事になんだかんだ感謝し明日を少し期待することができるかと..
夕日をどのような空間で受けるかがやはり大事で
この家では夕日を受けるテラスを数段高さをあげて計画し
列柱がつくる長い影の連続と光を反射する床で取り込みます。
これは自分の感覚的な記憶とも多少つながっており
それは大井川の土手の坂を登りきった先にパッと広がる広い河原の壮大さと強い風の風景です。
夕日とも相性も抜群で..何より爽快感ハンパないです。
(関係ない話ですが僕の中で川と言えば森の中の渓流というよりは水が流れている部分より河原の面積の方が圧倒的に大きい河川であります)
そんなことを想像しながら日々設計をしているわけですが
この家で見れる一瞬の風景も
そこで育っていく人の記憶として体の片隅に少しでも残っていくようなものを考えれたらいいなと思うのでアリマス。
※このブログでは設計で日々考えている色々なことを文字にしていこうと思っています。というか練習しています
自分は文字で説明すること(文章を書くことが)超絶苦手でして。
説明しやすいことを想定して設計するのではなく、言葉で説明できないことを設計しようと頑張っているので
(建築はあくまで体感です)
といいわけをしつつ。
なかなかまとまっておりませんがありのままを正直に書いていこうと思います。
